BOØWYといえば数々の名曲があるが、俺は敢えてこの「Blue Vacation」を選んでみた。
Just a Hero Tourと銘打ったツアーから演奏され、解散まで演奏され続けたトラックだ。
理由1. 驚異的にカッコ良いギター・リフ
BOØWY(布袋)のギター・リフでよく知られているのは「Bad Feeling」だと思うが、Blue~のリフもソレに匹敵するほどのカッコ良さを持っていると思う。
Bad~のリフは「カッティングの妙」的リフに対して、Blue~は「アルペジオの妙」的要素のリフだ。その分、メロディアスと言える。
さらに、バレー(人差し指で複数の弦を押弦する方法)では到底ムリな開放弦を含む不思議な響きも魅力だ。スムースに弾く場合はシェイク・ハンド・スタイルでないとほぼ無理。
理由2. ライヴ・ヴァージョンのアレンジが神
これはBOØWYの曲の殆どに言えることだが、アルバム・ヴァージョンとライヴ・ヴァージョン、それぞれのアレンジがあるということ。大抵の場合はライヴ・ヴァージョンの方がテンポが早かったりする。
ギターが布袋氏1人ということもあり、ギター・アレンジの変化が1番大きいかもしれない。もちろん、全てのアレンジがガラっと変わってしまっている曲もある。
Blue~の場合はライヴ・ヴァージョンの方が桁外れにカッコ良い。
理由3. 官能的な歌詞と布袋氏のコーラス・ワーク
「かわいてるのに入れないで」なんて、普通歌詞にするか?(爆)
しかし、この歌詞を歌いこなせてしまうのが氷室京介という男なのだ。
他にも「スマートじゃないMake Love」など、全編に渡って歌詞がややエロい(笑)
そこに乗っかってくる布袋氏のファルセットのコーラス。これもイイ。
クリーンのカッティングでOh~・・・と氷室と布袋が歌いだすと鳥肌が立つ。後期は布袋氏がほとんどファルセットでコーラスをとらなくなってしまったが、86年辺りの音源はシビレてしょうがない(笑)
理由4. ほとんど歌詞の無いサビ
コレって実は非常に珍しくて画期的だったのでは・・・?
サビの歌詞が確か「Last Tonight」と「Resistance」しか無い(笑)
あとは先程書いた氷室と布袋の「Oh~・・・」という部分のみだ。
サビっていわば曲の中で1番盛り上がるべき部分のはずなんだよね。そこでこの短い歌詞とアレンジ。常人には思いつかないと思う。
理由5. 変幻自在のギター・ソロ
BOØWYの曲の中では決まったギター・ソロを弾く曲もあったが、Blue~は毎回違ったギター・ソロを楽しめた。
ドラムとの鬩ぎ合いはもちろん、後期のSPXというエフェクトを使ったリヴァース・リヴァーブのプレイにシビレた人も多いはず。
ん~、他にもありそうだけど、とにかく1曲をチョイスするのが非常に難しいくらいカッコ良い曲が多いんだわBOØWYってバンドは(笑)
BOØWY : Blue Vacation
p.s.画質、音質とも悪いですが、このライヴのプレイが好きなのでチョイスしました(他のは肝心のギター・リフが途中からだったりするし、氷室のMCも珍しいので)。
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