K-Popの特徴として挙げられることの1つに、Japanese Version(日本語ヴァージョン)の存在がある。
コアなK-Popファンは、Japanese Ver.をあまり好まない傾向にあるようだ。
「日本語で歌ってるのにK-Pop?」
という意見もあるが、これも一理ある気はする。
確かに、Korean Ver.で聴きなれた曲が日本でリリースされ、Japanese Ver.で聴くと何か違和感がある。
日本語になった途端に、何故かチープな感じに聴こえてしまうんだな。
それは歌詞の内容のせいもあるだろうけど、意味を理解しながら聴いてしまうという作用も働くからかもしれない。
昔から「ロックに日本語は合わない」とか「ラップに日本語は合わない」とか言われ続けてきた。同じく「ダンス・ミュージックに日本語は合わない」とも。
この殻を破ったのは、やっぱり90年代活躍した小室哲哉の影響が大きいだろう(俺は正直好きではないが・爆)。
俺の場合、少女時代の「Genie」や「Gee」は日本語から入ったクチなので、そんなに違和感は無かったものの、やはり1度Korean Ver.を聴くと、そちらの方が好きになってしまった。ずっと洋楽好きだったことも影響しているのかな?
やっぱり俺の中ではK-Popのグループは、「洋楽のアーティスト」という意識が強い。
では何故K-PopのアーティストはJapanese Ver.をリリースするのか・・・?
日本のニーズに応えるために、単純に1番手っ取り早いのは日本語を覚え、日本語で歌うことだろう。
それから俺的にはカラオケの存在がデカイのではないかと。
本当に好きな人はハングルでも歌うだろうけど、普及率を考えた時に、やっぱり日本語のヴァージョンは必要なんだろう。日本語なら子供も歌えるし、何より覚えやすい(これもK-Popの特徴だが、フックソングが多いという時点で覚えやすいのだけど)。だから歌詞もあえてあのような感じになっているのかもしれない。
ビジネス的な面でも、日本を一時的でも活動の拠点とする場合、レコード会社との契約やその会社への利益を考えた場合、日本語バージョンや日本盤のアルバムというのは重要になってくるのだろう。
だから、感情論抜きでビジネス的に考えれば、K-PopアーティストはJ-Popアーティストでもあると言えるかもしれない。
さてさて、今まで好きなK-Popグループ、少女時代、KARA、T-ARA、Brown Eyed Girlsなんかの日本語ヴァージョンを聴いてきたけど、「これは無いだろ!」というのがある。
それは、T-ARAの「Lovey-Dovey」だ。
Korean Ver.はあんなにクールなのに、Japanese Ver.ときたら・・・。
あ、日本語そのものということじゃなくて、歌詞がね・・・。
ついこの間「Roly Poly」の日本語ヴァージョンをリリースしたばかりなのに、どうしたT-ARA?
やはり複数の国で活動するにはスピード勝負がやむを得ないのか、それともツアーに向けてなのか・・・。
理由はどうであれ、もう少しどうにかならなかったものか(笑)
T-ARA : Lovey-Dovey (Korean Ver.)
T-ARA : Lovey-Dovey (Japanese Ver.)
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