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  • Top PageMiscellaneous NotesOtoYeah : 理解するということ 「ごんぎつね」

    OtoYeah : 理解するということ 「ごんぎつね」

    皆様こんばんは。

    何やら来週辺りから「シルバー・ウィーク」なるものに突入するらしいですな。
    ・・・何?コレってゴールデン・ウィークに対してのシルバー・ウィークなん?
    なんか聞く度に「老人の週」を想像してしまうのは俺だけなんだろうか・・・{XD
    いずれにしても連休など無い俺には、ほとんど関係の無い話ではございますが(笑)


    さて、皆さんは『ごんぎつね』というお話をご存知でしょうか・・・?

    ごんはイタズラ好きな子ギツネで・・・

    畑の芋を掘り散らしたり・・・

    干してある「とうがらし」を噛み千切ったり・・・

    捕まえた魚やうなぎを勝手に逃がしてしまったり・・・

    いわしを盗んだり・・・

    と、とにかくイタズラばかりしていたのです。
    そしてラストには・・・

    火縄銃で撃たれてしまいます・・・・・・。

    ごんぎつねの話を知らない人がコレだけを見ると、大抵の人は単純に『イタズラ好きなキツネが、最後には罰が当たって撃たれてしまう話』と思ってしまうでしょう。

    しかしコレは、もっと色んなエピソードから構成されているごんぎつねの話の極一部のパーツだけであり、「イタズラ好きのキツネ」というのは、ごんの中にあるたった一つのパーツにしか過ぎません。
    何千、何万、もしかして何億のパーツから作られているのかもしれない「ごん」の中の、たった一つの表の顔でしかないのです。
    そして、「うなぎ」と「いわし」の時では、その行動に出た「理由」が全く違うのです。


    ですがコレだけを見て、知った気になった人が、ごんぎつねの話を他の人に『イタズラ好きなキツネが、最後には罰が当たって撃たれてしまう話』と伝えたとします。
    伝えられた人が、伝えた人を信頼しているならば、伝えられた人はごんぎつねをそういう話だと思い込んでしまうでしょう。
    しかし実際には、お互い全くごんぎつねを理解していない状態ですよね?

    そして、この内容が物凄いスピードで拡散します。
    コレがネットの世界ですね。
    こういう間違って伝わった(ある意味間違いではないですが正確ではないし、全てではありません)情報というのは、困ったことに悪い方へ尾ひれが付くものです。

    一方でその人が実際に経験したり見た事実であっても、相手が人間なら、それはその人のたった一つ、あるいは数個のパーツを見ただけなのかもしれません。
    それをあたかも全て知ったかのように話すのは、非常に危険なことだとも思います(良い面なら問題無いのでしょうけど)。
    表面的なものだけを見て、その向こう側にあるものを見ようとしない、或いは気付けない危険性は、以前から結構このブログでも書いてきました。


    ・・・誰かを理解するなんてことは、そう簡単なことではないと思います。
    ごんぎつねのラストでも、そう感じます。
    兵十がごんのことをもう少し理解していれば、こんな悲しいラストにはならなかったかもしれません・・・。
    何故なら兵十は、ごんの「イタズラ好き」という面しか見ていなかったからです。
    もちろん、兵十だけを悪者にしてしまうのも違うのかもしれません。
    一方で兵十は、ごんを撃ってしまった後悔を一生背負って行くことになります。

    やはり相手を本当に理解したいと思うのなら、「許す」ことも必要だと思うのです。
    許せない限り、相手を理解することなどできないでしょう。
    中々できることではありませんけど。


    ごんの想いはいつも一方通行でした。
    もしかしたら、気付いて欲しかったのかもしれません。
    一人ぼっちの寂しい自分を。
    だからといって、イタズラしてもよいという理由にはなりませんが・・・。
    ただ、不器用だったんでしょうね。可愛いじゃないですか。

    途中では「あるものを持って行ってるのは俺なのに・・・」というセリフを吐く場面もありますが、それでもごんはそっと気付かれないように「ソレ」を置き続けるのです(詳しくは動画を観てください)。
    今の世の中、例えばネットでは、悪いこと、或いは誰かを叩くために匿名で動きます。
    しかし匿名で動いて良いのは、ごんのように「人のためになること」をする時なんだと俺は思うのです。

    なんか、話があっちこっちに飛んでしまいました。
    これ以上長くなるのはアレなんで・・・^^;
    とりあえず「ごんぎつね」は、俺に色んなことを教えてくれた素晴らしい作品です。
    感じ方は人それぞれだと思いますが、今回は俺目線で書かせていただきました。




    ごんぎつね (原作:新美南吉)
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