昨日の記事の件についてはまだまだ言い足りないこともあるけど・・・。
ココはとりあえずT-ARAの収入源はどんな所にあるのだろうと、ちょっと調べてみた。
①CD、音楽配信などの販売による印税収入(歌唱印税)
②ライヴ等の出演料、ならびに収益
③放送番組の出演料
④営業(イベント)等による出演料
こんな感じでしょうか。
さらに、メンバーの誰かが作詞・作曲をしていれば、ココに作詞・作曲家印税も発生します(今のところコレは無いのかな?)。
コレにはカラオケでT-ARAの曲が歌われた場合やTVプログラムで使用された場合なども含まれます。
逆に言えば、カラオケでT-ARAの曲を歌いまくっても、歌っているT-ARAのメンバーには一銭も入ってこないのです。全て、作詞、作曲した人物に支払われる理屈になります。
①の歌唱印税は、あくまでメンバーが歌った場合(音源)のみに発生する印税なのです。
で、昨日のテーマでもあったCDについて、もう少し掘り下げてみますね。
まず、CDを製造、発売する場合、様々な費用がかかります。
初動売り上げ約50,000枚のBo Peep Bo Peepを例にシミュレーションして行きましょうか・・・
①容器代
容器代とはケースやジャケ、歌詞カードやブックレットの製作費です。
これは大体、定価の6.5~15%程度だそうです。
Bo Peep~は何パターンかありますが、初回限定盤の定価の1,800円を例にし、中間の10%程度とします。
1,800×0.1=180円/1枚
②CDショップの取り分
これは大体30%くらいだそうです。
1,800×0.3=540円/1枚
この時点で既に、1,800円の内の720円、つまり40%が持ってかれてます。
③著作権使用料
コレは作詞、作曲をしているメンバーがいないT-ARAには関係のない項目ですね。
ちなみにコレはEMIがJASRACに支払うもので、定価の6%と決まっているそうです。
そして残りの94%は音楽出版社と作詞家、作曲家に分配されるようです。
④原盤印税
コレはマスターを作った原盤製作者、Bo Peep~の場合は恐らくEMIに支払われる印税です。
契約内容によって前後するようですが、大体10%程度とか。
1,800×0.1=180円
約50,000枚売り上げなので少なくとも
180×50,000=9,000,000円
がEMIに振り込まれる計算になります。
ただし、原盤制作費にどれだけの予算が設定されていたのかわからないので何とも言えませんが、丸々儲けとは言えないようですね。
⑤歌唱印税
コレはT-ARAが歌を録音したことに対して支払われる印税です。
つまり、T-ARAが受け取れる儲けは、この歌唱印税のみということになります。
容器代を抜いた1~3%が相場らしいのですが、ココは活動歴から1%と考えるのが妥当かと思います。
定価から容器代を引いた金額は①の180円
180×0.1=18円←コレが総額。
さらにT-ARAは7人なので・・・
18÷7=2.5714.....
約3円。これに50,000を掛けても150,000円です。
単純計算でシングルを5万枚売っても、メンバー1人あたり150,000円しか手に出来ないのです。
しかも演奏者が存在すれば、もっと取り分は少なくなる可能性があるのでは?(大抵、打ち込みだろうけど)
さらに、契約形態にもよるようですが、印税は一旦プロダクションに振り込まれ、そこから手数料を引かれて分配されるらしいので、さらに取り分は少なくなることになります(OMG)
で、ココまでに57%が消費されています。
残りの43%は・・・・?
全部レコード会社、つまりEMIが持ってくんですね。
1800×0.43=774円
774×50,000=38,700,000円
単純計算でT-ARAのメンバーに入るのが約150,000円に対して、EMIに入るのは約38,700,000円です(原盤印税含まず)。
もちろん、個人と企業を比較するのはお門違いですし、この金額の全てがEMIの儲けになるわけではありません。
この中から宣伝費や営業費、流通代、管理費などを引いて、残りがEMIの儲けになるわけです。
・・・・・あ~疲れるわぁ。こういうの(爆)
頭イテ~XD
一応書いておきますが、これは実際の数字ではないですから^^;
あくまで参考資料を基にした凄く大まかなシミュレーションです:P
で、話は急に変わるけど、最近のCDには「初回限定」や「購入特典」なんかがあるよね。
でも以前はこんなの無かった。
逆に言うと、そんなことしなくたってCDやレコードが売れたのだろうと。
たとえば購入特典なんかは、
「CD買ってくれたんだから、コレ付けてあげるね」
じゃなくて、
「コレ付けるから、CD買ってね」
的になってきてる所に本末転倒さを感じずにはいられない。
「CD買ってくれてありがとう」
じゃなくて
「買わないと参加できないよ?貰えないよ?」
ってこと。ポカーンってやつXD
勿論、これはT-ARA側の意向ではないだろうと思う。完全にレコード会社の策略。
EMIだって企業。利益を出すためには多少は仕方ないのかもしれんけど・・・。
T-ARAのメンバーはリーダーになると、ミュージックビデオの編集や音楽のミキシング、衣装コンセプト会議、作曲家とのミーティング、スケジュール管理なんかも任されるらしいけど、どの程度までの発言権や決定権を持ってるのかな・・・?
ソヨンは今回の日本の販売形態のことを知ってるのか・・・?
とにかく、EMIには販売形態に伴った質の良いモノを届けてくれることを願う。
あなたはT-ARAファンですか・・・?それともEMIファンですか・・・?
なんちょってXD
おわり
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